中小企業のコロナ特別貸付まとめ
経済産業省の新型コロナ対策支援パンフレットがあまりにもわかりにくかったのでまとめてみました。
【そもそも借りれるの?】
STEP 1
2020年2月(3月の方が売上が減少しておりすぐ集計できるのであれば3月)の単月売上高を集計しよう!
STEP 2
(前期)2019年2月の単月売上高と(今期)2020年2月の単月売上高を比較しよう!
→ 5%以上売上が減少している → YES!(借りれます!) → NO… (STEP 3へ)
STEP 3
(前々期)2018年2月の単月売上高と(今期)2020年2月の単月売上高を比較しよう!
→ 5%以上売上が減少している → YES!(借りれます!) → NO… (STEP 4へ)
STEP 4
政策公庫・商工中金からの借入は3月以降上記のSTEPを繰り返して待ちましょう!
→ でも大丈夫!通常金利のセイフティーネットで借りれます! (根拠 P4)
【どの借入がお得なの?】
STEP 1
実質無利子貸付はまだ詳細決まってないので今は忘れて
実質無利子化は特別貸付融資後返済した利息の補給が受けられる制度なので一旦特別貸付融資を受けましょう
STEP 2
政策公庫 or 商工中金 どちらも条件はほぼ以前借りたことがあれはそちら優先で
借りたことなければ政策公庫で(以下政策公庫前提)
【いくら借りればいいの?】
STEP 1
売上がまったくなくなることを想定する
STEP 2
家賃・人件費など売上がなくても支払わなければならない固定費を確認する
STEP 3
人件費を見直してみる→生活に必要な最低賃金を一人一人決めていく
・今大事なのは会社が存続すること
・売上が減っているのに従業員にカッコつけなくていい
・細くても長く払ってあげることが会社として大事
・会社の状況を共有して一緒に踏ん張ろう
STEP 4
家賃・人件費等固定費月額を集計する
STEP 5
上記で算出した固定費 x 6ヶ月は[最低]借りよう
・実際には売上は一気になくならないだろうから6ヶ月以上会社は存続できる
・この事態がいつ収束するかは誰も予想できないので余裕をもつ必要がある
・6ヶ月以内に事業が回復したら早く返せばいいだけ
・安心を借りよう
STEP 6
政策公庫の融資枠は 6千万円、利息は融資後3年間は 4.災害貸付の基準金利 - 0.9%(3千万円まで)
【どうやって借りるの?】
* 事業を開始して数年経過しておりはじめて借入をする法人前提です
* 個人や創業間もない方はこちらを参照願います(内容はほぼ同じです)
STEP 1
提出書類を揃えよう
・謄本を取得しよう! 法務局のオンライン手続きなら翌日には届きます
・2期分(前期 前々期)の・法人税申告書・勘定科目内訳書・決算書をコピーしましょう
・進行期が半年以上経っている場合は進行期の試算表を用意しましょう
STEP 2
借入申込書を作成しよう
・
借入申込書 を両面印刷して記入例を参考に必要事項を埋めましょうSTEP 3
売上減少の申告書を作成しよう
・今後無利子貸付に申し込むことも考慮して下記4パターンの売上減少率を算定してみよう
* 3月の集計がまだできていない場合は 1)と2)
1) 2020年2月と2019年2月
2) 2020年2月と2018年2月
3) 2020年3月と2019年3月
4) 2020年3月と2018年3月
無利子貸付には売上高要件があるのでとりあえず一番減少率が高いパターンを選んで記入しとこう
STEP 4
概要書(ご商売の概要:お客様の自己申告書)を作成しよう
・これも簡単な書類ですので記入例を見ながら記載しましょう
STEP 5
上記書類を揃えて [政策公庫の担当地域の支店] に郵送しましょう
・支店の担当地域
STEP 6
書類を投函し面談の連絡を待ちましょう
※ 支店にもよりますが投函後2~3週間で担当者から電話連絡がきます
不安な場合は投函数日後支店に電話をして・書類がちゃんと届いているかどうか・いつ頃連絡がもらえるか聞いてみましょう
あなたも不安ですが担当者も多忙で疲弊していますので問い合わせの際は感謝の気持ちをわすれずに
“ありがとうございます” と “宜しくお願いします” を伝えてくださいね
【これから先のことについて考えよう】
人は常に成長を求めている。と思う。少なくても私はそうだ。
どんな状況に置かれても今以上の未来を描こうとすることで前に進む。
借入枠を算定する時は売上がゼロになることを前提に考えてと言ったけどここから先は違う。
今までの自分や世間の当たり前を捨てて
・今できること
・これから必要なこと
・今までになかったこと
・あったらいいなと思うこと
・わくわくすること
・笑顔になれること
・そしてちょっと儲かること
想像してみよう。きっとある。想像し続けよう。
私たちは産まれた時何も持っていない。
今回のことでもしかしたら何もかも失うかもしれない。
でも何もできない”赤ちゃん”じゃない。
なんだってできる”オッさん・オバさん”だ。
さぁ。これから先のことについて考えよう!
--- 以下無利子化メモ ---
【小規模企業者】
卸売業・小売業・サービス業:従業員5名以下
製造業等:従業員20名以下
【中小企業者】
卸売業:資本金1億円以下or従業員100名以下
小売業:資本金5千万円以下or従業員50名以下
サービス業:資本金5千万円以下or従業員100名以下
製造業等:資本金3億円以下or従業員300名以下
--- 以下無利子化メモ ---
【小規模企業者】
卸売業・小売業・サービス業:従業員5名以下
製造業等:従業員20名以下
【中小企業者】
卸売業:資本金1億円以下or従業員100名以下
小売業:資本金5千万円以下or従業員50名以下