事業所得:白色申告者に記帳/帳簿保存が義務化!
個人事業主は申告の際・白色・青色簡易・青色が選べます。白色申告の場合、今まで収入300万以下は帳簿をつけなくてもよかったので会計さっぱりわからないという人でも請求書と領収書を1年分集めておくとなんとかなったのですが、2014年から白色申告者も記帳/帳簿保存が義務化されました。
ということで、これを機に白から青へ!どうせ青なら簡易ではなくガッツリ青へ!
白色 | 青色(簡易) | 青色 | |
届出 | なし | あり | あり |
控除額 | なし | 10万円 | 65万円 |
記帳 | 簡易 | 簡易簿記 | 正規な簿記 |
決算書 | なし | あり | あり |
赤字繰越 | なし | あり | あり |
簿記を知らないから簡易も正規な簿記も違いもわからないし決算書(貸借対照表・損益計算書)もどうやって作ればいいかわからない。簿記の本を立ち読みしたけど全然頭に入ってこないし出来る気がしない。だったら一番簡単な方法で。家計簿程度で!と思って青色の届出を出さないまま3月15日が過ぎ・・・今年も白。収入が沢山あっても税額控除はないし、赤字であっても繰越はない。という人がほとんどだと思います。
・白色からの脱却!!
簿記や仕訳・帳簿に決算書。聞き慣れない言葉なので拒絶反応をおこしがちですが実はとっても簡単です。家計簿の延長でいいんです。でも自分でイチから始めるにはやっぱりハードルが高いかも。フリーの会計ソフトも増えてきましたが何を選んだらいいかわからないし使い勝手も判断できない。ということでオススメは「やり方を教わって後は真似をする」デス。これが長い目で見るとコスト的にもいいですし何より自分で理解し身につけることができます。
ネットの知識がない人がホームページを自分で更新できるようになる感じです。最初のフレームはウェブ制作会社さんに依頼して作ってもらいますがカスタマイズは自分で出来る様に主要な変更方法を教えてもらってその後自分で変更しているうちにその全体像がわかって自分でタダで何度でも更新できるようになります。会計もそれと同じです。
任せっきりでなく自分で出来る様になりたいという方には経理の丸投げでなく記帳指導を積極的に行います。2ヶ月程記帳を任せていただいてその後2ヶ月で記帳指導をし、その後はお客様が付けた帳簿をチェックするといった流れで半年程で経理業務をマスターしていただきたいと思います。
青色申告にすると収入がある人には「税額控除」があり、スタートアップで赤字になりそうな人には「赤字の繰越」があります。青色申告の届出期限は3月15日までです!どうせ帳簿をつけるなら今年から青色にチャレンジしましょう!